


6月9日生まれ 東京都出身 姉の影響を受け、宝塚歌劇団のファンに。男役スターの颯爽とした美しさに憧れ、入団を目指す。高校卒業後、第74期生として宝塚歌劇団に入団、花組男役として15年舞台に立つ。自身の達成感を得られたことで『琥珀色の雨に濡れて』『Cocktail』のさよなら公演にて退団。
引退後、宝塚歌劇団で培った「美しさを極める」メソッドを活かし、ビューティインストラクターに転身。ボディデザイン協会認定ウォーキングインストラクター、FTPピラティスインストラクターとして、女性の“キレイ”の軸となる美しい姿勢づくりを考案、美意識の高い女性たちに発信している。著書に『宝塚のように歩く! エイジレス・ウォーキング』(アメーバブックス新社)
ご存知の方も多いかもしれませんが、宝塚歌劇団入団の応募規定には「容姿端麗」という記述があります。それは画一的な基準ではなく、個性が優先。ですから入団1年目の生徒たちは、やはりどこか垢抜けない(笑)。でも、数年たつと、それぞれの個性が輝いて、それぞれの美しさを備えていきます。これは宝塚歌劇団のモットーに「清く正しく美しく」という教えがあり、それに応えていくうちに自然と身についていくものなんです。
生徒は、舞台ではもちろん、街に一歩出るときも団員としての誇りをもって歩きなさい、常に人に見られている意識をもって生活をしなさいと指導を受けます。団員の誇りを持つ、というのは、むろん「美しくあれ」ということです。女性なら誰しもが、キレイになりたい、きれいにみられたい、という思いが美意識を高め、そのためにはどういう立ち居振る舞いをすべきなのかを考えることで自己ベストの美しさに近づける。
自意識が高い、というと否定的に捕らえる人もいるかもしれませんが、美しさを備えた人は、必ず高い自意識のもとに生活をしています。いつどんな状態を見られても美しく見えるようにあり続ける――難しいことですが、日常生活の折々でちょっと意識するだけでも、断然美しさに磨きがかけられます。
よく、キレイだね、美人だね、といわれると「そんなこと…」と否定する女性がいますが、ぜひぜひ素直に喜んでください。そして笑顔で「ありがとう」と答えてください。口角が下がった美人はいません。笑顔によって口の両端がひきあがる、それも美人への一歩。
それだけでなく、褒められたということは、自分がキレイになるために頑張っていた努力が実を結んでだということ。心の真ん中に、「いつでもきれいでいたい」という核を持って努力している人は、必ず美しくなるし、褒められたことを素直に喜び、幸せ感を得ることで、女性は高められていきます。
目鼻立ちが整い、手足が長く、スタイルがいい。宝塚にも、神様に祝福されているに違いない、というような生まれつき美しい人、という女性がいます。彼女たちの「とくに何にもしていない」という言葉にうっとりし、憧れ、「私がキレイになろうとしてもタカが知れてる、努力するなんてみっともない」と考えてしまいがちです。
でも、本当にそうでしょうか。確かに、10代、20代前半は持って生まれたものでの差が大きいかもしれません。でも、神様のご加護はそこまで。20代後半、30代、そして40代と、年齢を重ねるごとに、その人がどう生きてきたか、どう体と向き合ってきたかが顔や体に如実に現れてくるのです。20代をピークに筋肉は衰えてきます。
先々で「あのときやっておけば…!」という悔しい思いをしないためにも、今持っている筋力や肌力を鍛えて持久力をつけておくことはとても大切。女性の美しさは、自分と向き合い、手をかけ、努力を重ねることでどんどん成長していくもの。「年を重ねるたびにキレイになっていく」そんな女性こそ素敵だと思います。

